東西南北

ニッケイ新聞 2010年4月24日付け

 22日にリベルタドーレス杯の予選リーグが終り、ブラジル5チームは全て準々決勝進出を決めた。クラブ創立100周年のコリンチアンスはフラメンゴとの自国内対戦で、それ以外は、サンパウロ対ペルーのウニヴェルシターリオ、クルゼイロ対ウルグアイのナシオナル、インテルナシオナル対アルゼンチンのバンフィールドの組合せ。全チームが8強戦を勝ち抜けば、サンパウロとクルゼイロが準決勝で対決。
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 カラカラ天気後、降雨を見てほっとした23日のサンパウロ市。だが、この雨をもたらした寒冷前線は、サンタカタリーナ(SC)やパラナの大雨を招いた張本人でもある。SCでは、21日からの雨が22日に強くなり、少なくとも10市で洪水などが発生し、23日も、高波や強風、豪雨が続いたようだ。パラナ州パウマスでは22日の雨が4月の平均降水量を超えたといい、州南東部などを中心に2千人以上が避難生活中。必要な所に必要なだけ降れと言っても無理なのは百も承知だが、降れば土砂降りも困り者。サンパウロ市でも洪水などの起きる可能性がある。せめて平穏な週末たれ。
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 23日に雑誌〃Forbes〃が発表した世界の大企業100社のリストで、ペトロブラスが25位から18位に躍進。ドル建ての年間販売額や利益、株価などを総合評価したもので、ブラジル企業では、51位にブラデスコ、52位にブラジル銀行、80位にVale、82位にイタウザが入っている。銀行が順位を上げた一方、Valeは78位から降格。世界レベルでも、ジェネラル・エレクトリックが2位に落ち、JPモーガン銀行が1位に進出。3位のアメリカ銀行、4位のエクソン・モービルまでは米国企業で、5位に中国工商銀行が食い込んだとか。