オンドリ、メンドリ賑やかに=酉年会60人で和気藹々

ニッケイ新聞 2010年4月28日付け

 酉年生まれの人たちによる「酉年会」の恒例親睦昼食会が4日、サンパウロ市の老人クラブ連合会サロンで開催された。今年で12回目。当日は約60人が集って一年ぶりの再会を喜び、歓談を楽しんだ。
 尾身倍一元文協会長、高野芳久元県連会長などを発起人として86年に始まった同親睦会。当初は隔年だったが、2005年から毎年実施されている。
 最高齢、101歳の武井誠さんも元気に出席。「死ぬことも忘れてしまった」とのジョークで会場を沸かせた。武井さんのほか、今年は酉年生まれが喜寿を迎えることから、該当する参加者に記念品が贈られた。
 一同で記念撮影、昼食の後は、老ク連で活動するJICAシニアボランティアの与古田徳造さんによる三線(沖縄三味線)演奏や沖縄民謡、酉年有志による「土人踊り」や詩舞も披露され、盛り上がった。恒例のオンドリ(男性)、メンドリ(女性)のコーラスもあり、双方が熱唱。今年はメンドリが勝利した。
 その後はカラオケを楽しみ、最後は全員が輪になって炭坑節。来年の再会を誓い合って午後3時ごろに閉会した。