「移民に興味ある」=中日新聞の神谷記者来伯

ニッケイ新聞 2010年4月29日付け

 中日新聞編集局地方部の神谷(かみや)恵理(えり)記者(24、神奈川県)が20日、サンパウロを知ろうと休暇をとって来伯し、取材活動をした。上智大学スペイン語学科を卒業した神谷さんは、メキシコやコロンビアなど5回の中南米経験はあるが、ブラジルは今回初めて。
 就職した中日新聞のある愛知県には在日ブラジル人が多いことから関心が高まり、本屋でたまたま手にとった写真集『目で見るブラジル日本移民の百年』(同百年史編纂委員会、風響社)を見て、「写真に刻まれたシワにジーンと来るものがあった。実際に会って話をしたいと思ってやってきました」と来伯動機を説明する。
 「就職するまでは、まさか自分が日系人に関わるとは思っていなかった。でも、今は移民や日系人にすごく興味がある」と目を輝かす。愛知県人会役員や上智大学OBらと会った後、23日に帰国した。