大耳小耳

ニッケイ新聞 2010年5月29日付け

 「移民文庫」DVDの収録作品の中で珍しいところでは、バリグ航空のCMソングとして有名な「浦島太郎の歌」(1968年、歌・三宅ローザ)などの歌謡曲も入っている。また弊紙で連載され、人文研から冊子として出版された「大武和三郎・辞書編纂と数奇な人生」(堀江剛史)、計1200頁になろうかという超大作『ブラジルの果実』(橋本梧郎)なども入っている。1冊平均400頁だとして6万4千頁。たった1枚のDVDだが数年では読み切れない?!
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 今年は第2回移民船「旅順丸」着伯から、ちょうど100年目。県人移住100周年式典を8月に予定している佐賀県人会(11・3208・7254)では、同船で移住した家族の消息を探している。ちなみに富山、岡山、福岡各県人の歴史もちょうど一世紀。900人以上が乗船したが、あまりにも有名な笠戸丸に隠れて、話題になることもなかった。これを節目にご存知の方は各県人会に連絡してほしい。1歳で来ていれば、101歳。もしかして存命者がいるかも!?
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 サンタクルス駅近くにあった農拓協の事務所がJATAKサンパウロ事務所があったリベルダーデ区(Rua Conselheiro Furtado, 263, conjuntos 81/82)に移転した。電話番号は農拓協(11・5572・9157)、JATAK(11・3107・2736)ともに使用可能。