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ニッケイ新聞 2010年7月1日付け

 地上デジタル放送の規格に関し、ルーラ大統領は7月上旬のアフリカ歴訪に際して南アフリカやタンザニアなど17カ国に日本方式の採用を働きかける意向を決めたという。共同通信が国営ブラジル通信による大統領顧問の話として伝えた。アフリカ南部の経済的統合を目指す南部アフリカ開発共同体(SADC)=15カ国で構成=の技術担当者は日本方式の採用に前向きだという。中南米ではすでに8カ国、アジアでもフィリピンが日本方式を採用している。
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 参院選の在外公館投票が今週土曜日(3日)で終了する。サンパウロ管内で文協ビルが投票所になるのは、07年の参院選以来今回で3回目。投票者数は07年時が約2000人、前回09年の衆院選は期間が短かったこともあり、1500人ほどと伸び悩んだが、依然として世界最多の投票数を誇っている。今回の投票期間は、衆院よりゆとりのある9日間。残り3日間でどれだけの有権者が母国へ一票を投じるだろうか。
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 県連主催の第13回フェスティバル・ド・ジャポン開催まであと2週間あまりに迫った。食や企業関係のブースに加え、毎年おなじみなのが無料検査を実施する日伯友好病院やサンタクルース病院などの医療機関。健康関係ではまた、ブラジル西式健康法が初めて参加し、健康相談やポルトガル語での冊子配布などを行う予定という。