ピニャール=モデル校のピアノ演奏会=青年図書館で成果を披露

ニッケイ新聞 2010年7月2日付け

 コロニア・ピニャール日本語モデル校(校長・原たずこ)の生徒によるピアノ演奏会が5月22日、同地の青年図書館(館主・天野鉄人)で行われ、生徒21人(8~16歳)が各自練習した曲を演奏した。
 このピアノの学習は長坂恵美先生(JICA青年ボランティア)の課外教室として、一人一人の手を取って熱心に約9カ月間放課後に指導してきたもの。
 その成果が今回発表され、当日は午後6時に文化協会会長の貴田孝平氏の挨拶に始まり、生徒が司会して氏名が紹介され、情操教育の一部として保護者の人達に披露された。
 コロニア・ピニャールの保護者、生徒達は同教師の活躍にとても感謝しているが、この7月にJICA青年ボランティアの任期を終えて帰国する予定。地元の父兄らは「生徒達を忘れずに、ブラジルの良い所だけを持って帰ってください」と語っている。
 演奏会の後は、保護者が持ち寄った一品料理に舌鼓をうち、和やかな夕食会となった。