東西南北

ニッケイ新聞 2010年7月8日付け

 サッカーW杯は欧州勢同士の決勝となるが、ドイツのW杯での試合は7日の準決勝で98試合目となり、ブラジルの97試合を超えて世界一となった。原稿締め切りの時点では準決勝の結果がまだ出ていないが、準決勝進出チームは決勝か3位決定戦出場も確定しているため、ドイツのW杯での試合は99試合を記録する事に。クローゼのW杯での得点も、準々決勝までで14点。ブラジルのロナウドの持つ15得点の記録を破って新記録達成の可能性が高まっている。
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 雨や交通量の増加などで傷みやすいアスファルト。サンパウロ市では、今年上旬だけで128の道路でアスファルトの敷き直しなどを行ったが、約半数に当たる62の道路を視察したメディア関係者の報告によると、35%に相当する22の道路では、車線を区別するための線やカーブなどを示唆する路面標識などが書き直されていないまま。路面標示書き換えは、舗装改修工事後2~3週間で可能となるが、それ以上の時間が過ぎても書き直されていない道路があり、周辺住民らは日常生活にも支障をきたしているという。問題の道路の中には、マルジナル・ピニェイロスやリカルド・ジャフェ、サリン・ファラー・マルフなどの幹線道路も含まれており、市当局の早い対応が待たれている。
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 2009年4月にボリビアのエヴォ・モラレス大統領暗殺を企てた一味の裁判を担当したという判事が6日、南マット・グロッソ州のコルンバーで政治亡命を求めた。政府側の政治的迫害を受けていたという判事は、同国検察庁からは逮捕請求が出ており、捕まれば自分が裁いた犯罪者らと同じ牢獄に放り込まれると恐れている。罪状は不明だが、妻や息子も殺されかけた事があるという。