アデスキ=親睦会に下元氏ら講師に=新版『お袋の味』出版

ニッケイ新聞 2010年7月9日付け

 農協婦人部連合会(ADESC、上芝原初美会長)が主催する第17回親睦会が13日午前八時半から、サンパウロ市の宮城県人会館(R. Fagundes, 152)で行われる。今年のテーマは「原点に還る」。年数を重ねるだけでなく、考え直すことをイメージしている。
 コチア産組元専務理事の下元慶郎氏とカッポン・ボニートの岡村ケンジ組合長が講師を務める。下元氏はコチア産組時代から婦人部に力を入れていた人物で、岡村氏は現在元気溢れる同地婦人部の良き理解者であり、両名から今後の活動についてのアドバイスを聞こうという主旨だ。
 コチア産組時代は2500人もの会員数を誇った婦人部だが、現在はほんの一部。かつての会員で現在の同連合会に入ってない人も招待し、交流をすることを考えている。
 あわせて、同連合会が編集した日本食を中心とした調理本『お袋の味(Delicias da Mamae)』(ポ語)の第4集の出版会も行われる。お袋の味を持ち寄って、よりによって作られた手作りレシピの数は300以上。売り切れになった今までの3冊に負けない、新しくて温かい料理が紹介されている。同連合会では青葉祭りなどにおいて40レアルで販売している。編纂を始めた内海千代美元会長は「今回も自慢のレシピが一杯、ぜひ一冊どうぞ」と薦めた。
 親睦会の玉越豊子実行委員長は「ぜひみなさんいらしてください」と呼びかけている。