3世日語学校校長らが=広島・尾道で感謝の舞

ニッケイ新聞 2010年7月14日付け

 【中国新聞】国際協力機構(JICA)の日系研修員受け入れ事業で来日している日系ブラジル人3世の女性2人が8日夜、尾道市因島であった水軍まつりの講習会に参加し、跳楽舞を踊ったりして市民と交流を深めた。
 サンパウロ市の日本語学校で校長を務める菅野明美さん(58)と別の学校の理事の佐久間タニアさん(42)。因島水軍まつりの実行委が因島土生町の公民館で開いた講習会で、DVDによる水軍の歴史やまつりの模様を観賞した後、水軍が凱旋(がいせん)したときに島人が踊ったとされる跳楽舞を市民約70人と一緒に踊った。太鼓もたたき、水軍武者の甲冑(かっちゅう)を身に着けて、はしゃいでいた。
 2人は5月末から7月末まで滞在。東広島市のひろしま国際センターで日本語の教え方の研修を受けている。日本の伝統文化に触れるため7日から4日間、瀬戸内しまなみ海道を中心に視察旅行をしている。