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ニッケイ新聞 2010年7月14日付け

 広島市の福祉専門学校が日系人対象のホームヘルパー2級取得講座を初開講した。中国新聞によれば、ブラジル、ペルー、コロンビア出身で20~50代の10人。不況で職を失ったという。人材育成支援事業の認定を受け、補助金で運営しており、受講者の負担はない。半年間の受講後は、同校が介護福祉施設などへの就職をあっせんするという。
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 文協で18日に公演を行う演歌歌手の原田悠里さん。師匠の北島三郎さんが日伯友好病院の建設に一役買ったこともあり、援協福祉センターを表敬訪問した。森口会長から北島さんが来伯時(84年)にイペーと桜を植樹している写真を見せられ、感慨深そうな表情。関係者によれば、イペーと桜の木はすくすくと育ち、今では一抱え以上の大木に成長しているとか。
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 16日からイミグランテス展示場で開催される第13回フェスティバル・ド・ジャポン。開催が近づくにつれ、イベントの細かな部分が決まってきている。8回目の参加となるサンタクルース病院は、今回も救急対応の診療所を設置するそう。高齢の来場者も多い同祭りにとっては心強い味方。