コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年7月17日付け

 他州から友人がサンパウロを訪れている。聞けば、16日から開催のアニメ漫画の祭典「アニメ・フレンズ」に参加するためだとか。同イベントには地方都市からもカラバーナが続々と訪れ、3日間連日で参加すると言うのだから、その熱気には圧倒される。
 その一方、リオでは同日から第18回を迎えるブラジル・アニメーション国際フェスティバルが開催されている。サンパウロでは、約2週間後の28日からの開催だ。
 ブラジルのアニメーションの歴史は90年ほどだが、近年伸びている業界。これまでに制作された国産のアニメーション映画20本のうち、半数がここ数年のうちに作られている点も注目だ。
 特に最近ではシリーズ物の人気が高く、アニメを放送するチャンネルも増えてきたよう。国産アニメブームの到来も近い?(裕)