大耳小耳

ニッケイ新聞 2010年8月4日付け

 大統領選候補者たちの訪問で沸いた2日のリベルダーデ。ジャーナリスト、カメラマンなど約50人、政党・候補者の旗、運動員たちが街路を埋め、車も通れないほどのにぎわいとなった。東洋会館でダルマを贈られたセーラ、アルキミン両候補が最初、両目を入れようとすると、マスコミなど周りの人たちが止める場面も。理由を知った両氏は、当選したらもう一方の眼を入れるためリベルダーデを再訪すると話していた。
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 先月29日、サンパウロ人文科学研究所の研究例会で、講師の栗原猛氏(ブラジル日本移民史料館運営委員長)が「専門家に見てもらったところ、白アリ(クッピン)の被害で文協ビルは10年しかもたない」と診断されたことを明かしたという。INSS問題などを抱える文協だが、文字通り〃崩壊〃の危機に瀕しているとは、笑うに笑えない冗談だ。
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 県人会周年式典が集中する8月。1日の佐賀、富山を皮切りに8日には奈良(50周年)と福井(研修生30周年)、22日は岡山(移住100周年)と群馬(65周年)、29日に福岡(移住100周年と創立80周年)が控える。福岡は県人世界大会もあり、関係者からはバタバタとした雰囲気が伝わってくる。一方で、すでに式典を終えた会長はリラックスした表情。10月は秋田、11月は兵庫がそれぞれ50周年を祝う。このほか、香川県人会も55周年を祝うことを決め、10月17日に式典を行なう予定だ。