交流基金=「多文化共生に果たすメディアの役割」=米ジャーナリストのマツカワ氏講演

ニッケイ新聞 2010年8月19日付け

 国際交流基金主催の講演会「多文化共生に果たすメディアの役割」が20日正午から午後2時までサンパウロ大学(Av. Prof.Lineu Prestes, 159)の日本文化研究所で開催される。
 日系米人ジャーナリストのロリ・マツカワ氏が講師を務め、共に100年を超える日系社会を持つ米ブラジルの比較をジャーナリズムと社会学との観点から行う。英語からポ語の同時通訳あり。入場無料。
 マツカワ氏はテレビアンカー、レポーターとして32年のキャリアを持ち、数々の賞を受賞。アジア系アメリカ人ジャーナリスト協会設立メンバーの一人。シアトルに日本文化コミュニティセンターを設立、所長を務める。
 調整役の森幸一同研究所所長は同氏について「アジア系でメジャーなメディアで活躍するパイオニア的存在」として「今回の比較を通じて、今後の100年の日系コミュニティの維持に向けてのヒントがもらえるのでは」と来場を呼びかけている。
 サンパウロ市のほか、トメアスー文協(23日午後5時)、汎アマゾニア文協(24日午後6時)、ブラジリア大学(26日午後1時45分)でも講演を行う。
 問い合わせは基金(担当=山下、11・3288・4971)まで。