文協ドミンゴコンサート=バイオリンの武田さん迎え=「父親譲りの表現力をぜひ」=29日

ニッケイ新聞 2010年8月24日付け

 ブラジル日本文化福祉協会音楽委員会(本田ジュリア委員長)は29日午前11時から文協ビル小講堂(R. Sao Joaquim, 381)で「第49回文協ドミンゴ・コンサート」を開催する。
 今回はバイオリニストの武田泰幸氏が、ピアノの伴奏でヘンデル、ベートーベンなど名曲ほか、中国、日本、ルーマニアなどの民族音楽を披露する。
 コロニアで著名なバイオリニストである父・武田寿夫さんに6歳から教えを受けた泰幸さん。40年近くバイオリン一筋、10年以上日本に留学して楽団でも活躍した。現在は個人レッスンの講師も務める。日系団体主催のコンサートには初出演。
 武田さんは本田委員長、羽田宗義副委員長、山川健一副委員長夫妻、大刀村上ミリアンさんらと共に来社し、「クラシックでも堅苦しくしたくない」と選曲の意図を話し、一行は「一番脂が乗った時期。父親譲りの表現力をぜひ」と来場を呼びかけた。
 入場無料だが、一キロの保存できる食料持参を呼びかけている。福祉団体「こどものその」に寄付の予定。問合わせは文協(11・3208・1755)まで。