東西南北

ニッケイ新聞 2010年8月31日付け

 112日間実戦から遠ざかっていたコリンチアンスのロナウドが、29日にパカエンブで行われた対ヴィットリア戦で復帰。選手紹介の最後に名前が呼ばれた時に響いた拍手の大きさは、ファンがいかにロナウド復帰を待っていたかを物語る。100周年の前祝ともいえる復帰戦でのロナウドの得点はなかったが、試合は2対1の勝利。同日のフルミネンセはサンパウロと引分けブラジル選手権1位の地位を維持したが、100周年にリベルタドーレス杯優勝の夢が破れたコリンチアンスはブラジル選手権で逆転優勝を果たせるか?
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 大統領選支持率でリードを広げている労働者党のジウマ氏が、当選したら民主社会党のセーラ氏にも手を差し伸べると発言したことで、セーラ氏が有権者を馬鹿にしていると反発。支持率リードの報道に胡坐をかいているとまで言われたジウマ氏は早速、そんな考えはないと否定したが、最後まで足の引っ張り合いではなく建設的な選挙戦を望みたいもの。
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 最近のサンパウロ市などで品不足が起きた商品は、寒波到来時の電気ストーブやオイルヒーターなどの暖房器具と異常乾燥故の加湿器、罰金徴収開始を9月1日に控え再び店頭から姿を消したチャイルドシート。1日にはサンパウロ州内のフェルナン・ジアス道マイリポランの新料金所で通行料金徴収開始となる他、2日からは、マルジナル・ピニェイロスとバンデイランテス大通り、ジョルナリスタ・ロベルト・マリーニョ大通りなどのトラック乗入れ規制(月~金曜5~21時、土曜10~14時)開始。気候や規則への適応もある意味のストレスだが、導入から15年経つが大気の状態改善には余り寄与していないといわれるサンパウロ市のロディージオもストレスの一つ?