「日本語教育の今後10年」=日語センターが特別シンポ=24日

ニッケイ新聞 2010年9月15日付け

 ブラジル日本語センター(谷広海理事長)は今年創立25周年を迎えることを記念して、「日本語教育の今後10年を探る」と題した特別シンポジウムを24日午前8時半から午後5時までビラ・マリアーナ区の同センター(R. Manoel da Paiva, 45)で開催する。
 案内のため、諸川有朋理事、ピラール・ド・スール日本語学校で教員を勤める渡辺久洋さんが案内のため来社した。
 同シンポでは川村眞倫子大志万学院理事、南満ピラール文化協会教務を始めとして、日本語学校卒業者、父兄、学校経営者、学者などが幅広い視点から講義を行う。
 日本語学校紹介のDVD上映のほか、昼食を挟んでグループ毎に意見交換、発表が行われる。
 「日本語学校を取り巻く人たちの意識を変えたい」と渡辺さんは意気込み、「その重要性を認識し、周りの環境が変ればまだ元気を取り戻せる」と語る。
 諸川、渡辺両氏は、教師以外にも日本人会、地元関係者、父兄、日本語学校を取り巻く多様な立場の人物の参加を広く求めていることを強調した。学校同士の横の繋がりを構築することも狙いの一つという。
 参加費30レ(昼食込み)。事前の申込みが必要。先着80人。問い合わせ等は(11・5579・7337)まで。