サッカー=リオで日伯ジッコカップ=ブラジルの強さを体感

ニッケイ新聞 2010年10月2日付け

 97年から始まったU―15(15歳以下)日伯友好ジッコカップは今年13回目を迎え、8月中旬から下旬に掛けてリオで開催された。
 今回は日本から千葉県市川市の市川トレセン(13回連続参加)、Jリーグ選抜(07年から連続出場)、鹿島アントラーズ、鹿島ノルテと初出場の鹿島筑波など5チームが参加した。以前にはU―15日本代表と読売ヴェルデイチームも参加している。
 試合はリオ市レクレイオ区のジッコ・サッカー・センターなどのグラウンドで行われ、ブラジルの強豪チーム、フラメンゴ、ヴァスコ、フルミネンセをはじめとする同州の主だったチーム、計28チームが7組に分かれて戦った。
 開会式にはジッコや、サッカー経験者である同地の荒川総領事も出席。総領事は日本のチームに激励の言葉を掛け、J選抜対アトレチコ・ミネイロを観戦した。
 大会はアトレチコが決勝でボタフォゴを2―1で破り2度目の優勝。賞品としてカシオの腕時計が贈られ、選手らは喜びの表情を見せていた。
 試合後、日本の選手たちは「ブラジルの選手はボールをキープするのが上手い、身体もでかい、意外と走るのが速い」などと語り、気持ちを新たに全員8月31日無事帰国の途についた。