文協ドミコン=「年齢を超越した声」=第50回記念は田中公道氏

ニッケイ新聞 2010年10月12日付け

 ブラジル文化福祉協会音楽委員会(本田ジュリア委員長)主催による第50回文協ドミンゴ・コンサートが17日、同会ビル小講堂で開催される。入場無料だが、1キロの保存の効く食料品の持参を呼びかけており、福祉団体「あけぼのホーム」に寄付される。
 50回目の節目には日本のテノール歌手田中公道氏が登場、ヴェルディの「女心の歌」、プッチーニの「冷たい手を」などの他、越谷達之助の「初恋」や「荒城の月」、「帰れソレントヘ」、「マイ・ウェイ(日本語)」等の名曲が歌われ、美声がピアノ伴奏と共に高らかに響き渡る。
 今回の在伯期間中、サンパウロ州各地を回り、11月6日バストス近くのトッパン市も同コンサートのメンバーと共に訪れその後帰国する。
 同委員会の羽田宗義、山川健一両副委員長とピアニストの妻純子さんが案内に来社した。
 齢70を過ぎる同氏を羽田さんは「第50回目は田中先生に飾っていただく。あの年で未だ現役テノール歌手でいるのは先生だけ。音域の幅がすごい。年齢を超越している」と絶賛。「ぜひ来場を」と関係者らは呼びかけた。
 問い合わせは文協(11・3208・5519)まで。