■訃報■神田和夫氏

ニッケイ新聞 2010年10月15日付け

 ブラジル茨城県人会元会長で現在理事を務める神田和夫氏が13日午後10時ごろ、サンタイザベル市内の病院で死去した。84歳。眼のレーザー治療を受けている時に心臓が停止、回復したものの意識不明となり、約1カ月半の間同病院に入院していた。
 茨城県西茨城郡出身。54年2月に渡伯。スザノからイタケーラへ移りアグリヨン栽培を大きく手がける傍ら、創立時から県人会活動に尽力し、81~82、87、99~2000年に会長を務めた。81年の任期中は県人会館(82年4月落成)建設に力を注ぎ、資金集めのため母県を訪れて寄付を募るなど大きな役割を果たした。
 11日午前中にスザノ市のサンセバスチョン墓地で葬儀が行なわれ、同墓地に埋葬された。
 初七日法要の日時は14日現在未定。