風呂敷文化の展示・講演会=山田悦子専門家が来伯=サンパウロ市、リオ、マリンガで

ニッケイ新聞 2010年10月27日付け

 日本の風呂敷専門家、山田悦子さんによる「風呂敷作品展・講演会・ワークショップ」がサンパウロ市、リオ、マリンガの3都市で開かれる。
 国際交流基金サンパウロ日本文化センター、日伯文化社会統合協会、インスティトゥート間部学の共催。リオ総領事館後援。
 リオ(3日)、マリンガ(6日)で講演会、ワークショップが開かれるほか、サンパウロではアートとして楽しめる約100点の風呂敷の展示会が11月5日から、間部ジョー画廊(Av,Brigadeiro Luis Antonio 4225)で開かれる。
 山田さんは京都の風呂敷メーカー(山田繊維)の家に生まれ、現在同社が運営する日本初の風呂敷専門店「京都和文化研究所 むす美」(東京・神宮前、www.kyoto-musubi.com)のアートディレクター。日本各地の活動を通してその魅力を伝える。著書も多い。
 今回のイベントを企画した『DO CULTURAL』の鎌谷ソフィアさんは、ブラジルにおける風呂敷文化の第一人者でもあり、「日伯を風呂敷で結びたい」と意気込む。
 「環境エコバッグとしても注目されており、様々な包み方があり、楽しく面白い。ぜひご来場ください」と呼びかける。
 ワークショップ・講演会・展示会の日程や場所は以下の通り。
【サンパウロ】「風呂敷の展示会」11月5日~30日(午前10時~午後6時)。土曜日は午後3時まで。日曜休館。入場無料。「講演会」9日午後7時半~。国際交流基金サンパウロ日本文化センター。
【リオ】「講演会」3日午後7時から、リオ日本国総領事館広報文化センター。
【マリンガ】「ワークショップ」6日午前9時~11時に日本公園、午後2時~4時にショッピング・シダーデ、午後7時半~9時半にマリンガ・パーク。