東西南北

ニッケイ新聞 2010年11月5日付け

 サッカーのブラジル選手権も残り5節となり、1試合の重さに格段の差が出ている。3日の時点で58ポイントを上げ1位のフルミネンセと、2位のコリンチアンス、3位のクルゼイロは1ポイント差。リベルタドーレス出場権を獲得できる6位までを見ると、ボタフォゴが54ポイント、サントスとインテルナシオナルが50ポイント。7位のサンパウロと8位のグレミオも50ポイントだから、今後も手に汗握る試合が続く。
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 大気汚染で大人の鼻炎患者が増加している。アレルギー体質で幼少時から悩む鼻炎患者は世界人口の3割いるが、サンパウロ市やその近郊で初めての鼻炎を起こして病院に駆け込んだ成人患者はこの1年間で3割増加。健康体の大人が大気中の埃や化学物質で鼻炎を起こす例は人口の1割という。今年は経済成長の回復や車増加に伴う大気汚染と長引く異常乾燥などで患者増に拍車。清掃には濡れ雑巾を使い化学薬品使用を避ける、換気促進、生理食塩水で鼻を清浄、抗アレルギー型の枕カバーやシーツ使用、よく休む、免疫機能を高めるための日光浴や食生活の見直しなどが提唱されている。
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 世界有数の経済誌〃フォーブス〃発表の世界の有力者リストにジウマ氏の名前が登場。ラ米最大の経済国とはいえ、フランスのサルコジ大統領の19位を凌ぐ16位という結果は?