東西南北

ニッケイ新聞 2010年11月17日付け

 サッカーのブラジル代表とアルゼンチンの親善試合が本日17日午後3時から行われる。ロナウジーニョ・ガウッショの復帰など、14年のW杯優勝への期待がかかるマノ監督には試したいものが一杯あるだろうが、アルゼンチン側は、欧州帰りで疲れていたりケガをしたりで練習フル参加の選手は半数以下。ブラジル選手権も終盤だが、お隣さんにとって、シーズン末の親善試合は二の次か?
     ◎
 9日、サンパウロ州リベイロン・プレット市の警察に、州立校で起きた62歳の女性教員と8歳児3人のケンカという珍事件が持込まれた。生徒の言い分では、授業中トイレに立つのを教師が許さなかった事が原因で、無視して罰を受けたりおしっこを漏らしたりしたというが、教師の方は思い違いだと主張している。事件は暴力沙汰にまで発展しており、双方が互いに被害者だと言い張っている状態。州教育局は教員に無期限の免職処分を科したというが、なんとも大人気ない事件では…。
     ◎
 アラゴアス州の路上生活者連続殺人事件で、15日に32人目の被害者の遺体が発見された。マセイオだけで31人が殺され、麻薬密売者と常習者のゴタゴタ説より、殺人集団加担説の方が理にかなっているような。同じ日、殴られて意識不明となった空き缶回収者が病院に運ばれるという事件が起き、3人が逮捕されたが、関係は未解明。