大耳小耳

ニッケイ新聞 2010年11月17日付け

 シャロームの祝賀会で小井沼さんは、あいさつに聖書の言葉を引用し、「『この小さなものを一つでも軽んじないようにしなさい』という教えがこの活動の原点」と述べた。創立1周年を超えたとき、ある利用者の家族側からの要望に応え、活動を週2日に増やした。その1回目、その利用者はいつに無く元気に参加したが、その夜に亡くなった事があったという。「そんな1人のための活動が、多くの人の為になった」と熱を込めて語る姿が見られた。
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 98年の利用開始以来さまざまな文化事業が行なわれてきた国際交流基金サンパウロ日本文化センターの1階多目的ホールが、改装工事のため今月末で閉鎖されることになった。今後は図書館のある2階部分に新たに多目的スペースを設置し、講演等の文化行事を行なっていく予定。なお、同センターで実施している映画上映「いつでもシネマ」は12月以降外部の会場で行なうという。これも事業仕分けの影響?