東西南北

ニッケイ新聞 2010年11月18日付け

 ポルトガルはリスボン北方のカウダス・ダ・ライーニャ市で、15日未明、立小便をしていたロンドニア州出身の男性が酔っ払いに刺し殺されるという事件が発生。パラナ州出身の妻によれば、友人達とバールで飲んだ帰りに尿意をもよおした男性は、立小便を見咎めた酔っ払いに「自分の国に帰れ」などと言われ、「こんな偏見だらけの国なんかこっちから願い下げだ」と反論。相手が刃物を持っているのに気づいた妻が止めようとしたが、男性は妻の手を振り切って酔っ払いを追いかけ、刺されたという。
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 イギリスのウィリアム王子とケート・ミドルトンさんが婚約した話は世界中を駆け抜けたが、ケートさんが16日の婚約発表パーティーで使った服は、8年前からロンドンで活躍中のブラジル人、ダニエラ・エラエウさんの作品。ニテロイ出身のダニエラさんがデザインした作品は〃ISSA〃の商標で売られ、マドンナやスカーレット・ヨハンソン、ジェニファー・ロペスなどの著名人も使っている。ブラジルなら4500レアルといわれる作品を次々と世に出すダニエラさんは、今後もケートさんのドレスのデザインを依頼されたと英国発の情報も…。
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 春の嵐が来ると俄然増える雹の被害。15日にミナス、南大河、パラナの各州を襲った雹は、南大河州だけで約1千軒に被害をもたらしたとか。