東西南北

ニッケイ新聞 2010年11月25日付け

 サッカーのブラジル選手権と併行して行われている南米杯で、24日にゴイアスと準決勝2戦目を闘ったパルメイラス。1戦目を1対0で制した相手は2部降格がほぼ確定したチームだけに楽勝と見るむきもあるが、ブラジル選手権の方が10位と振るわぬパルメイラスだけに、監督のフェリポンも選手権の方は見て見ぬふり。南米杯のタイトルが取れれば、ファンも文句は言わないといえばそうなのだろうが…。
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 今月初めにはバイアーノの116歳男性が、現在、世界一の長寿と報道されたが、今度は115歳のおばあちゃんが登場。1895年9月6日生まれのご長寿は、サンパウロ市北部カーザ・ヴェルデ区に暮らすアウレア・デ・ソウザ・シウヴァさん。孫18人、曾孫16人、曾曾孫6人に恵まれている。ブラジルでは最年長の女性と確認され、世界でも女性では一番かも知れないとか。そうなれば、ブラジルは世界で有数の長寿輩出国? ソウザさんの出身が116歳男性同様、バイーアというのも単なる偶然か―。
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 犯罪組織と警察が衝突を繰返すリオ市の状況は24日付本紙でも報じたが、24日も車やバスの焼き討ちなどが続き、銃撃戦で十数人死亡など、ある意味で戦争状態。焼き討ちされたバス乗客が火傷など、何時、どこで事件に巻き込まれるか分からない市民達も今後の行方が気になる毎日だ。