文協=今年最後の日曜コンサート=在米バイオリニストの田中さん=19日

ニッケイ新聞 2010年12月14日付け

 第52回文協ドミンゴ・コンサートが19日午前11時からブラジル日本文化福祉協会小講堂(R. Sao Joaquim, 381)で開催される。今回の演奏者は米国で活動する田中リノさん。主催の文協音楽委員会から羽田宗義副委員長、山川健一副委員長、純子夫妻が案内に来社した。
 サンパウロ市出身の田中さんは福田ヨシタネさん、福田エリーザさん、USPのマリア・ビスキニア氏らとともにバイオリンを学んだ後、米国ボストンの音楽学校で修士課程を修了。現在はバーモント交響楽団でバイオリニストとして活動する。バイオリンを始める前には、山川純子さんのところでピアノを習っていたこともあるという。
 当日はブルガリア出身のピアノ奏者、ミロスラフ・ゲオルギエフ氏とベートーベン、トマス・ヴィタリ、ショパン、モーリス・ラヴェルなどの曲を演奏する。
 一行は「米国のオーケストラで弾くというのは生半可では務まらない。特徴ある公演になるのでは」と期待を表し、来場を呼びかけた。
 入場無料だが、1キロの保存が効く食料品を持参するよう呼びかけている。集まった品は憩の園に寄付される。