東西南北

ニッケイ新聞 2010年12月21日付け

 ドバイで開かれていた水泳の世界選手権で、ブラジル選手は金3、銀1、銅4の8個のメダルを手にした。50メートルと100メートル自由形で金のシエロは、400メートル自由形リレーと400メートルメドレーでの銅獲得で四つのメダルを胸に帰国。50メートル平泳ぎで金のフェリッペ・フランサとバタフライ200メートルで銀のカイオ・マルシオは、発熱や風邪で万全の体調ではなかったが、400メートルメドレーの銅とでメダルを二つずつ持ち帰った事になる。自由形リレーでは他に3選手が、メドレーでは背泳のギリェルメ・ギドも銅メダルを持ち帰ったわけだが、種目数で8個のメダルは過去最高で、同大会でも世界7位の好成績。
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 夏初日の21日、早起きした人の中には皆既月食を見た人がいるかも知れない。太陽と地球、月が一直線に並ぶため、地球の陰で、一時的に月が翳っていく現象は3時半頃から始まり、6時18分が絶頂。ただ、この時間は既に日がさし始めているため、気づかなかった人も多いかも。
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 Fuvestの一次試験とウニカンピの二次試験の結果発表の20日。どちらも世界ランクに名を連ねる大学を目指す学生らの通るべき関門だが、同日付伯字紙のサンパウロ総合大学からもウニカンピからもノーベル賞学者は出ていないとの記事はちと寂しい。