パラー会議所恒例の忘年会=ベレン=山田会頭、神園副会頭を表彰=婦人にバラ一輪捧げ感謝

ニッケイ新聞 2010年12月21日付け

 【パラー州ベレン発】パラー日系商工会議所(山田フェルナンド会頭)は、恒例の忘年会(交友の宴)を10日午後7時半からベレン市のヒルトンホテルで開催した。青年部や職員の活躍で、役員はじめ会員とその家族及び招待客など約150人が参加して盛大な宴となった。
 当日は、名井良三在ベレン総領事、楠彰首席領事、小島康蔵領事、奥山正基副領事、吉田仁副領事、山田純一郎同商工会議所名誉会頭、沼沢末雄アマゾニア連邦農牧大学学長夫妻、加藤マリオ・サンタイザベル市長、エドワルド・デ・メーロ・イガラッペアスー副市長、ジョセー・ド・エジプト・ヴィエイラ・ソアーレス・フィーリョ・ヴェネズエラ北伯・北東伯商工会議所会頭、イントン・ベンテスCONJOVE会長代理、生田勇治・汎アマゾニア日伯協会・アマゾニア援護協会会長らが出席した。
 忘年会は山本陽三(情報・広報)委員長の開会の辞に始まり、山田フェルナンド会頭が日本語で「今晩は」と声を掛け、参加者を和ませながら商工会議所は日系社会の強化を目指して活動したいと挨拶した。
 名井良三総領事は、山田フェルナンド会頭のパラー日系商工会議所会頭就任以来の日系社会への活動を評価。
 山田会頭はパラー州での〃日本人移住の日(9月16日)〃制定に向けての州議会との交渉など日本及び当地日系社会の発展のために貢献した。また、神園良生副会頭は、長年、パラー日系商工会議所副会頭として、山田純一郎前会頭及び山田フェルナンド会頭を支え、山田会頭の選挙運動期間中は会頭代行として同会議所の指揮を執った。これらの功績を称え、外務省の「在外公館長表彰」制度に基づき総領事から両氏へ表彰状が贈られた。
 表彰式後、名井総領事は招待客の登壇を促し、共に乾杯の音頭をとった。また、晩餐会では、会員を陰で支えてくれるご婦人方に薔薇の花一輪を捧げて、男性の感謝の意を表した。交友の宴はダンスパーティーに移り、青年部の活躍で同商工会議所が若い世代に移行したことを如実に証明して見せ、一世層を感激させて閉会した。(下小薗昭仁パラー通信員)