靖国神社=献詠歌・献詠句を募集=「ブラジルからも応募を」

ニッケイ新聞 2010年12月21日付け

 靖国神社は、創立記念日祭(6月29日)、みたま祭(7月13日~16日)に合わせ、献詠歌、献詠句の募集を行っている。ブラジル日本会議の小森広会長、ブラジル靖国英霊奉祭会世話人の広田敏男氏が案内に訪れ、近年途絶えていたブラジルからの投句が今年8月の靖国英霊奉祭会などの本紙記事がきっかけで再開されたことを説明。「どしどし投句を」と呼びかけた。
 記念日祭では歌の入選作と特別献詠歌が披講される。募集要項は、「五・七・五・七・七」の定型で、兼題は「人」(人の1字を必ず歌の中にいれる。「人間」「人々」なども可)。1人一首を厳守。半紙を横向きで2つ折にし、墨で右半面に兼題と歌を記入し、左半面に住所氏名を記入。
 みたま祭で披露される献詠句は、「新年」「春季」「夏季」「秋季」「冬季」の五句を募集。1人各季一句づつ、五句が揃っていることが必要。献詠歌と同様、半紙の右半分に季と俳句を書き、氏名等は左側に。1枚に一句を記入する。
 歌、句ともに未発表作品に限る。歌と氏名には振り仮名を記入。投句料は無料。半紙、墨での記入が難しい場合は、その代替品でもよい。
 1月末日がブラジルの応募締め切り。送り先は広田さん(R. Raiz da Serra, 104, Jardim Oriental, Sao Paulo, CEP 04347-010)まで。応募作品が掲載される冊子も11月上旬に刊行される予定。