群馬県人会=ビンゴで楽しく忘年会=来年も母県と交流を

ニッケイ新聞 2010年12月24日付け

 在伯群馬県人文化協会(内山住勝会長)は5日、同会館で忘年会を開き、約50人の会員らが集まった。内山会長は「今年は皆の協力により創立65周年記念式典が成功した。来年も多くの活動に力を入れて行こう」と呼びかけた。
 歓談を交えた和やかな昼食会のほか、1等のカラオケ付きDVDデッキをはじめ会員らが賞品を持ち寄ってビンゴ大会を開催。一日を楽しんだ。
 来年1月から1カ月間、群馬県前橋市で研修する高田カリーナさん(24、三世)は大学での専攻分野を深めようと、前橋工科大学で建築や工業デザインを学ぶ。祖父母の茂木安太郎さん(78、桐生市)と節子さん(66、青森)は学生生活と並行してすでに建築業界で働くカリーナさんについて「日本の技術を知って欲しい。会社からの応援もある」と話していた。
 母県との交流に熱意を注ぐ内山会長は、「ブラジルから行く一方ではなく、母県からの留学生や研修生も受け入れていけたら」と期待を込めた。
 今年は、恒例となったやきそば祭りやカラオケ大会のほか、8月には副知事一行を迎えて盛大に65周年式典を開催。県人会は母県の親善大使として会館で群馬県の観光パンフレットを展示した。来年に向けて、会員らの間では「数年ぶりに会の親睦旅行を行いたい」という声が挙がっていた。