東西南北

ニッケイ新聞 2011年2月22日付け

 ロナウドの引退発表から1週間になるが、20日にロナウドへの顕彰を行ってから試合に臨んだコリンチアンスは、サントスを3対1で沈めた。コリンチアンスがロナウドが調子の良かった頃並みの動きを見せて快勝し、勝ち点20でサンパウロ州選手権1位のパルメイラスとわずか1ポイント差の3位に浮上したのは、ロナウドへの別の形の顕彰と評価した解説者もいたが、ベテランの引退は若手発奮の良いチャンス。
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 サンパウロ市のヴィラ・ロボス公園で20日、落雷による被害者が出た。20日16時頃雷に打たれ、救急車でクリニカ病院に運ばれたのは45歳の女性警備員で、酸素吸入などを必要とする重体。地球温暖化も手伝うのか、近年は雷の発生回数が増えており、同公園内でも2001年に2人が落雷で死亡している。20日の場合、市内での落雷は16時から19時頃まで続き、雹(ヒョウ)が降ったところもあった。21日午後もサンパウロ市では降雹、落雷の他、数カ所で川が溢れるなどの被害が出ており、夏時間終了後も夏の嵐が続いている。
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 21日付エスタード紙が女性への暴行は2分毎に5件との記事を掲載。マリア・ダ・ペーニャ法発効などで、女性への暴行は減っているが、聞き取り調査に答えた男性の8%は奥さんに暴行した事があり、48%は女性に暴行した人を知っているという。