作曲家=宮下和夫氏が5月に公演=響ファミリーとの二部制=協力券、3月から販売

ニッケイ新聞 2011年2月26日付け

 08、09年に公演した作曲家・ピアニストの宮下和夫氏が5月、三度目のブラジル公演『響ファミリー&宮下和夫チャリティーショー』をサンパウロ市(22日)、レジストロ(20日)、マリンガ(23日)で行なうことが決まった。ブラジル日系老人クラブ、ブラジル日系協会の共催。
 日本国内外で演奏活動を行ない、高い評価を得ている宮下氏のピアノ演奏によるクラシック、童謡、唱歌、歌謡のほか、コロニアの歌手との共演も見所の一つとなっている。
 参加歌手は、石川諭、日野ルシー、栗本紀子、喜納光枝、原田ネルソン、伊藤カレン、高野てるみ、村上あさ子、道田エジソンの9人。小路流尺八道(篠原敏巳代表)との競演もある。
 コーディネーター兼司会を務める藤瀬圭子さんによれば、「日系の著名演奏家とのピアノ合奏も調整中」で、まさに日伯の音楽交流のステージとなりそうだ。
 第二部では、コロニアご存知の大衆演劇劇団「響ファミリー」の響彬斗、一真の二人が泣き笑いの舞台を繰り広げる。
 藤瀬さんは、「誰にでも楽しめる素晴らしい公演になります。レジストロからは『サンパウロ公演にも行く』という嬉しい声が聞こえています」と話し、多くの来場を呼びかけている。
 売上金の一部は、援護協会、憩の園、子供の園、希望の家、サンタクルース病院に寄付される。
 サンパウロ公演は22日午前10時、午後3時の二回。レジストロ公演は、20日午後7時半から、ベースボールクラブ、マリンガ公演は、23日(場所、開演時間は未定)。
 公演に関する問い合わせはF.KEIKOプロダクション(11・3207・6626)まで。
◎協力券は3月1日から以下の場所で販売する。
 文協(11・3208・1755)、援協(3274・6484)、老ク連(3209・5935)、明石屋(3208・1833)、喜怒哀楽(3207・8569)、岡田・古賀不動産(3272・9885)、レストラントメアスー(5589・9124)、サンパウロ新聞(3209・5922)、ニッケイ新聞(3208・3977)。