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東日本大震災支援キャンペーン=がんばろう!ニッポン〜日系社会は応援する=スザノ 松井英俊

ニッケイ新聞 2011年4月14日付け

 被災地でご家族、家屋、田畑を失い避難されている皆様、そして原発事故により住いを追われたり、農漁業への風評被害に戸惑っておられる生産者、業界の皆様、また、乳幼児の飲料水の不足、広くは東北、関東一円で何らかの地震の被害を蒙られた沢山の皆様、不足して必要とされる燃料、物資に勝るなにものもない現状にありましては、拙い言葉ではありますが、心からお見舞いを申し上げさせて頂く次第であります。
 地震、津波発生以来の早朝から、24時間、1週間続けて震災状況のみのTV画像であり、国外TVも最大ニュースとして何処も同じ画面を流していました。
 当事者の皆々様はすべてのライフラインが断たれ、渦潮に巻かれ何の情報も入手できず、周囲の様子のみを知る以外に方法はなく、大変混乱されたものと拝察いたします。
 最大遠隔地の当地日系人集結市では災害発生直後の朝方から主要TV局の中継車が数台街頭に出動し、直接の情報を取ろうと待機していましたが、平常時のように、肉親のいる現地と電話連絡をとれた人は希であったと思われます。
 やむなく取材陣は関連県人会に押し掛けたので対応に大変だったようであります。
 今現在も肉親の消息、日々の飢え、寒さ、身の処し方、先々の不安で一杯でありましょうが、原発に由来する災禍が、電力供給を逼迫させ工場からの製品が滞り、国内はもとより流通不足で関係諸国、世界中へと波紋を広げているのが実情であります。
 世界134カ国から大小の支援の手が差し伸べられているとの報ですが、TVでの津波の凄まじさに〃モーゼの十戒〃にある海が割れる奇跡になぞらえ神の畏怖を感じた宗教心の強い国もあったのではないかとも思われます。
 人間の欲の性を満たすために科学技術は限りなく追求し、抑制する手段が追従できずに破綻をきたすのは、金融界にしても同様、誰もが更なる進歩を求め、それを達成させる手段の大元がエネルギーである電力であってみれば、より需要を満たすべき効率的な手段は原発となってしまい、突き詰めれば流行に扇動された一人、一人にも原因がありました。
 過酷な状況ではありましょうが、頑張って良かったと思われる日が再び来る日を願って、原点復帰の新規巻き直しの気概で立ち直って下さい。



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