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ニッケイ新聞 2011年4月15日付け

 今月10日にあった文協古本市で売れ残った雑誌などが廃品回収に出されていた。見れば、最近の雑誌や漫画なども。どうせ捨てるのなら、寄付すればいいのにと感じた。援協福祉センターの待合室にある雑誌などは表紙もボロボロの古いものばかり。喜ばれると思うのだが。コラム子は70年代発行の「椰子樹」の束を頂いた。
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 日曜日に3回目の日本祭りを開催するラール・アンジョ児童施設は、今年で創立97年。以前は市の助成を受け、170人の児童を預かっていた。しかし、その場合貧しい家庭の児童だけを受け入れることができなくなるため、現在は市の援助は受けていない。同施設では午前7時半から午後4時半まで児童を預かっており、子供の食事や職員の給料、制服や勉強道具など、日本祭りの収益が役立っているという。
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 木多文協会長が「夢のプロジェクト」と推す国士舘エコロジーパーク案。今月15日午後3時から、文協貴賓室で説明会がある。会長選挙に出馬する小川彰夫氏は、予算500万レアルの資金源や環境許可の取得が困難として、猛烈に反対している。木多会長は小川候補とのデバッテの出席を「時間がない」と固辞したが、自分のプロジェクトを選挙前にアピールする時間はたっぷりあるよう。関心のある方は、可能な計画かどうか耳を傾けてみては?