伯日交流協会=研修生らが抱負を語る=10人が各地で見聞深め

ニッケイ新聞 2011年5月6日付け

 ブラジル日本交流協会(二宮正人会長)の本年度研修留学生がすでに研修を始めている。今年は10人が来伯、うちサンパウロ州外に派遣されている3人が抱負を語った。
 「アマゾン移住を希望している」と語るのは、パラー州のトメアスー農協で研修する北村亮さん(25、新潟)。
 日本では大学院で森林について研究してきた。 「この一年で多くのつながりを得たい」と意気込む。
 伊藤千春さん(21、秋田)は外国語大学を1年間休学し、リオ・グランデ・ド・スル州のカシアス日本語学校で教壇に立つ。
 「小学校の授業で世界地図を見て、日本から一番遠い国だと知って以来興味を持っていた。自分がやりたい事を見つける。ガウーショのように馬にも乗れるようになりたい」と冗談まじりに話した。
 高木伸幸さん(28、静岡)はブラジリアのケンブリッジ・コンサルタントで研修する。
 日本で多くのブラジル人と知り合ったことから、その祖国に惹かれるようになり応募した。
 「ブラジルは経済成長著しいが、日本はこのままでは先細るばかり。ブラジルと日本とをつなげていきたい」と夢を語った。