東西南北

ニッケイ新聞 2011年7月19日付け

 女子のサッカー世界選手権決勝で日本が初優勝に輝いた17日、15分差で始まった南米選手権準々決勝でブラジル代表が負けた。どちらも延長戦後のペナルティーで勝者が決まったが、初のベスト4進出から初優勝を勝ち取った日本女子に比べ、ブラジル代表のふがいなさ。0対0で延長戦を終えた後のPK戦も、4本中3本を外し、1本を止められの無得点の敗北では非難されても致し方なし。本当に芝生のせいなら相手も全員失敗して良いはずだし、上手い選手なら芝生の癖も読めなくてはとゴルフ張りの批評も。1994年の米国W杯で抜群の成績を残したイタリアのバッショが、ブラジルとの決勝でPKを外した時の事を思い出した…。
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 マルジナル・チエテや同ピニェイロスでは、18日朝から軍警による新たな治安対策が開始された。今回の戦略は先週、29歳のジャーナリストのジョアンナ・デ・アシスさんが強盗未遂にあった事で前倒しとなった。
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 17日夜のテレビ番組が、病院で使った注射器や針、残った薬などを無造作に捨てる様子を報じた。一般ゴミと共に捨てられた注射器などがゴミ捨て場をあさる人や動物に病気を移し、雨水に溶け出した薬成分が土壌や水質を汚染すると考えると背筋が寒くなるが、肝心な病院関係者は我関せず。18日朝の番組でも放映され、我が目を疑った人も多いのでは。