オイスカ=再び東北海岸へ松林を!=シンポ開き協力呼びかけ

ニッケイ新聞 2011年7月19日付け

 【藤崎康夫東京支社長】3月11日、三陸沖を震源として起きた巨大地震「東北地方太平洋沖地震」は甚大な被害をもたらした。古来、日本では美しい海岸の松林を「白砂青松」と呼び、大切に保護されてきたが、この大地震で2千ヘクタール以上の松林が失われた。
 公益法人オイスカ(本部=東京杉並区、中野利弘理事長)は震災発生以降直ちに支援を行い、林野庁に海岸林の再生への協力を申し込み、直ちに被害状況を空と陸から調査した。東京千駄ヶ谷「津田ホール」で7月11日、シンポジウムを開催し、パネルディスカッションなどが行われた。
 今年は国際森林年であり、記念事業としてこの復興のプロセスをブラジルはじめ海外の人にも発信し、協力を呼びかけている。
 これに先立ち、同日午後3時より衆議院会館においてオイスカ全国議連協議会の結成セレモニーが行われた。