百年史の幸脇さん帰国=日系社会に別れの言葉

ニッケイ新聞 2011年7月20日付け

 JICA日系社会シニアボランティアとして日本移民百年史の編纂に2年間携わった幸脇一英(67)さんが6月29日の帰国直前に来社し、任期中の日系社会からの協力に感謝した。
 「移民先で社会的に成功するまでになった日本移民の歴史は、世界中の移民のバイブルになる」と考えて参加した。任期中の昨年末、第1冊目が無事に刊行した。
 移民史は更に4冊の編纂が続いており、「ぜひ今後とも応援してほしい」と力説し、共に来社した農業編コーディネータの馬場光男さんに想いを託した。幸脇さんは「これからも社会に貢献し続けたい」とのべ帰国の途についた。