島根県人会=米など「憩の園」に寄付=焼きそば会の収益金で

ニッケイ新聞 2011年7月20日付け

 在伯島根県人会(足立操会長)は、先月5日に開催した「焼きそば会」の収益金の一部で購入した米約300キロと、3500レ相当の食料を、社会福祉法人救済会が運営する「憩の園」(吉岡黎明会長)に寄付した。
 今月15日、吉岡会長が同県人会館を訪れ、受け渡しが行なわれた。
 7年前からイベントの収益金の一部で物資を購入し、老人ホーム等に寄付してきた同会。昨年は「こどものその」に食料を寄付しており、日系団体への寄付としては2回目となる。
 古田川英雄同会名誉会長は、「わずかだが、我々の気持ちを受け取ってもらえれば」と話し、吉岡会長は「こんなに頂いて有難い。入居者に代わってお礼を言います」と感謝した。
 「みんな一生懸命手伝ってくれた」と笑顔で語るのは、婦人部長の田代憲子さん(64)。
 20数人の婦人部メンバーや役員、家族らも手伝い、約600食を用意した。
 「先人がいるから私達がいる。日本人として、日系団体に何かできることをしたいと思って」と思いを話していた。
 11月には慈善バザーを開き、「希望の家」に寄付を行なう予定。