第50回ブラジル相撲選手権大会=日本の高校生力士むかえ=南米・国際親善大会も=23、24日

ニッケイ新聞 2011年7月21日付け

 ブラジル相撲連盟(篭原功会長)は『第50回ブラジル相撲選手権大会』を23日、『第16回南米大会・国際親善大会』を24日にボンレチーロのサンパウロ市立体育館内常設土俵(Av. Castelo Branco, 5446)で開催する。両日とも開始時間は午前8時。
 5年ぶりに日本から全国高校生相撲選手権金沢大会で選抜された力士10人が来伯、特別参加する。同会主催の北國新聞社、主管の石川県相撲連盟役員ら8人も随行し、指導を行う。
 今年9ヵ所で行われてきた地方大会の個人・団体4位入賞者である男女約500人が年齢、体重で7部門に分かれて個人戦、団体戦を行う。
 24日午前10時からある開会式には、カサビサンパウロ市長が出席予定。同会設立50周年事業としてこのほど完成した同体育館の落成式を執り行う。
 南米大会では、ブラジル選手権の上位入賞者から個人・団体代表を選出。パラグアイ、アルゼンチンの代表と力量を競う。その後、国際親善大会が行われ、青年の部各国の上位入賞者が日本の高校生力士と個人、団体戦で競う。
 来社した篭原会長と大瀧多喜夫副会長は、「日本の高校生は本当に強い。彼らを手本に指導を行うことで、ブラジル相撲は発展してきた」と歴史を振り返った。