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ニッケイ新聞 2011年7月23日付け

 日本祭りで岡島博さんが販売した特製生薬2種目は、『ノニ粉』。トメアスで森林農法を開発した故坂口陞さんが生前に栽培を始めたノニの果汁を、粉ミルクの製法で粉にしたものだ。毎日1さじ飲み続けることで、整腸、美肌、痛みに効果があるとか。岡島さんによれば、乳がんが消えてしまったという例もあるそう。
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 全伯剣道大会では試合のほか、昇級・昇段試験が行なわれた。居合道は一級の試験に7人が受験し、全員が合格。その中の一人、サンパウロ市在住のアンドレ・ギリェルミ君は非日系の8歳、ブラジルでは最年少での昇級という快挙を成し遂げた。精神的にも成熟していない8歳が受けるのは危険で、常識的ではないという声もあったそうだが、アンドレ君を指導した岸川吉朗さんは、「今後重要なのは子供の育成」と一蹴。ブラジルでは約150人が居合道を修練中、人気が高まっているそう。
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 サンパウロ市のセー広場でパステルを売っていたなど、日系初の連邦下議、田村幸重さんの苦労した少年時代をテーマにした浪曲があると聞く。もし、この浪曲のテープやレコードをお持ちの方は、ぜひ編集部(11・3208・3977=深沢)までご連絡を。