大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年7月28日付け

 03年に始まった『世界カラオケ大会(KWC)』の発祥の地は、意外にもカラオケ人口の多いフィンランド。面白ければなんでもよし」とばかりに、「サウナ世界選手権大会」「奥様運び大会」など「世界選手権」と銘打ち何でも大会にしている。世界に広がりを見せるKWCにブラジルから参加するのは今回初。大舞台で見せるコロニア精鋭ののどに期待したいところ。
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 第二アリアンサ移住地への最初の入植者175人を乗せた布哇丸は、1927年5月24日にサントス港に到着した(『鳥取県中南米移住史』より)。移民を乗せた特別列車がアリアンサへ向かう途中、対向して来た急行列車と正面衝突、5人の死者が出る惨事となった。それからの開拓の苦労とともに、犠牲者の無念に思いを馳せたい。
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 今月31日にある「第9回YOSAKOIソーラン祭り」。前回までの写真と衣裳が、本紙地下のカフェ・文化スペース「コーヒー(Kohii Cafe)」(R. da Gloria, 326, Liberdade)で展示中。衣裳も色鮮やかで、写真からは元気な踊りの様子が伝わってくる。本番には行けないという人は、リベルダーデまで来た際、ぜひ寄ってみてはいかが?