14日に水野龍60年忌法要=龍三郎さんも特別に出席

ニッケイ新聞 2011年8月11日付け

 ブラジル本門佛立宗(教区長=コレイア教伯)では14日午前8時からサンパウロ市ビラ・マリアーナ区にある中央寺院日教寺(Rua Ibaragui Nissui, 166)で〃移民の祖〃水野龍60年忌の特別法要を開催するにあたり、広くコムニダーデからの参加を呼びかけている。
 水野龍が1908年に実現させた第1回移民船笠戸丸には、自らが信仰していた本門佛立宗に依頼して茨木日水師を移民として同航させたことから、当地における仏教の布教が始まった経緯がある。
 当日は特別に、クリチーバ市から水野龍三郎さん家族が出席する予定になっている。
 コレイア教伯教区長は今年の移民の日に文協で行なわれた合同慰霊法要の法話で、宗派を超えて、広く先駆者・水野龍の60年忌を祝って欲しいと呼びかけ、全県人会にも代表者に出席してもらうよう招待状を発送したという。
 同教区長は「この法要は宗派を超えて、コムニダーデ総てのものです。どなたでもお気軽にご参加ください」と呼びかけている。参加無料。日教寺はメトロのビラ・マリアーナ駅から徒歩10分程度。