東西南北

ニッケイ新聞 2011年8月24日付け

 サンタカタリーナ州ジョインヴィルレ市のイリネウ・デ・トフォルさん(68)は、既に定年退職したにも関わらず、これまで家族を養ってきた「レンガ職人」の仕事を辞められずにいる。「今週中に自宅の塀の28回目の修理を行う」と言うトフォルさん。ここ10年間塀が壊れる理由はいつも同じだ。21日もコントロールを失った車が塀を突き破って飛び込んだトフォル家。交差点に住んでいるわけでもないのに28回も被害に遭うなんて…。
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 バイーア州内の国道324号で23日早朝、サルバドール市内の病院に向かう乗用車とトレーラーが衝突する事故が発生した。PRF(国道警察)の情報では、乗用車の男性1人と女性3人、子供1人が亡くなったが、事故車の撤去を行っていた警察官によると、車内からは1人の赤ん坊が無傷で救出されたという。車体の前部がぐちゃぐちゃになるほどの事故にも関わらず赤ん坊が生きていたのは奇跡としか言いようがない。
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 ボリビアの大学に通うブラジル人留学生10人が、気候不順のため19日から南マット・グロッソ州カンポ・グランデ市で足止めを食っていたが、航空会社が23日、彼らを24日の便に乗せると発表した。後期の受講手続きは22日までという人もいたが、天気が相手でも大学側は受け付けてくれる?