コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2011年8月27日付け

 日本の夏休みを利用して、研修・交流にと各県の高校、大学生が最近立て続けに来伯している。
 懇親会にお邪魔すると、一世、二世の人が「私が若い頃はね…」と学生達に思いたっぷりに話すをよく見る。
 彼らと同年代のコラム子が日本では足りないと感じていたのが、実はこの異世代交流だった。外部から人を呼んでの講演会はあったが、このように膝を突き合わせて会話する機会はほぼ無かった。
 移住後の苦労話を聞いてぽかんとしている学生の顔も見かけたが、それでいいと思った。来伯して半年のコラム子も、取材で話の規模や境遇の違いに驚くことがよくある。
 今は理解できなくても、いつか思い出して納得できる日が来ると思う。みなさんも日本から来た若者を見かけたら、もっともっと体験談を話してほしい。(亀)