大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年9月1日付け

 ブラジルから1千人以上が参加する第5回世界のウチナーンチュ大会だが、既に未来の参加者の姿も。「今回は行けないけど、次回はこの子を連れて行きたいです」と妊娠中のお腹をさすって惜しそうに話すのはうりずん会の松堂ひろみルシアさん(40、二世)。「折角留学でできた繋がりを私の代で切りたくない。気が早いですが、孫にも日本語を教えるつもり」と冗談を交えて語っていた。この調子なら次回大会は1500人?
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 JICA短期専門家として来伯中の丸山警部は当初、リオのウペペ地区の交番も視察する予定だったらしいが、交番が「受け入れ準備ができない」との理由で中止になったそう。交番制度が普及しているサンパウロ市から、これから他州にという段階。いったん終了予定の本プロジェクトだが、丸山警部は「これからも続くと良いですが」とポロリ。五輪を控えて治安問題に本腰をいれざるをえないリオだけに、日本式交番システム移植が一発逆転の決定打になれば、カリオカから感謝されること間違いなしか。