スザノ福博村=80年の節目、皆と共に=10月2日に式典開く=ゆかりの人の参加呼びかけ

ニッケイ新聞 2011年9月17日付け

 スザノ福博村(Associacao Nikkey do Bairro das Palmeiras、上野ジョルジ会長)の入植80周年記念式典が、10月2日午前10時半から、スザノ市イペランジア区の同村会館で挙行される。1931年、3家族が初入植。33年に青年会、続いて女子会が結成され、35年に村人会が発足した。現在の会員は81家族。
 案内のため上野会長、斉藤パウロ副会長、井野一彦顧問、高木政親監査役が本紙を訪れ、出身者や元村民、関係者らの参加を広く呼びかけた。
 関係者に招待状を送っているが、上野会長は「招待状を受け取っていない方もいると思う。ぜひたくさんの方に来て頂き、共に祝いたい」と話している。
 約600人の来場者を見込まれている式典では、会長経験者など18人の功労者表彰が行われ、正午頃から祝賀会を開催。同村太鼓部の演奏、剣道の実演のほか、日本舞踊や歌謡ショーが披露される。
 今年6月に会館が増築され、広さが2倍になったため従来よりも多数の来場者の収容が可能になったという。
 また、10年ごとに行なっている家族、職業などの実態調査の調査結果も展示される。
 近年は教育、日本へのデカセギの状況も調査、帰伯者が日本での経験を語るディスカッションも開かれている。
 式典に関する問い合わせ、参加の連絡は上野会長(電話=11・9816・9049、Eメール=jorge.ueno@itelefonica.com.br)、または斉藤副会長(電話=11・8255・8777、Eメール=takehiko@uol.com.br)。
 会場住所=Rua Alberto Jose Pereira, 90, Vila Ipelandia, Suzano