文協=大総合美術展、9日開幕=358作品が一堂に

ニッケイ新聞 2011年10月4日付け

 現代美術、具象画、工芸各部門を合同で展示する『文協大総合美術展』が9日〜16日まで、文協ビル(Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade)で開催される。文協美術委員会(小田エルザ会長)主催、入場無料。
 小田委員長、豊田豊前委員長、古賀イネイス工芸副委員長が案内のため来社した。
 今年は190人・486点の応募があり、入選した179人・358作品が大サロン、13・14・15号室、貴賓室に展示される。
 特別招待として、今雪皓三、鈴木章子、アントニオ・エンリケ・マタラル三氏の作品も並ぶ。
 大金賞、工芸部門の金賞は出なかったものの、具象画部門で金賞と同等の特別賞が授与される。 豊田氏は、「全体のレベルが上がっているため、審査も厳しくなった」と講評、小田会長は、「多ジャンルの作品をみられる滅多にない機会です」と来場を呼びかけた。
 なお、受賞者表彰を行う開会式は8日午後3時から文協大サロンで催される。
     ◎
 各部門受賞者は次の通り(敬称略)。
【現代芸術】金賞=ヴェラ・デ・アルブケルケ▽銀賞=エリーザ・コンセイソン・セザール、ヴィトール・ファレル▽銅賞=ジョセファ・サラー、ユリ・ヤマガタ・ジアーナ、マリア・コンセイソン・ヴェネジアーニ▽佳作=ミルトン・ツトム・田中、ジョアン・ロシャ、スエリ・マリア・デライ・ダブス、ウィルソン・ブラセッチ、マリレーニ・ジアス・ドス・サントス。
【美展】(具象画)▽金賞=矢島エイジ▽特別賞=アウグスト。ヒガ▽銀賞=ヨランダ・コウサイ、キミコ・イシワキ▽銅賞=ヤスコ・タダ、ジョゼ・カルロス・スカレア、ヴィヴィアナ・マイレット・トニ▽佳作=シンジ・サカキバラ、アレサンドレ・デ・A・メロ、菊池ユミコ、フランカ・ガローニ・スクワーズ、ジャケリーネ・アイコ・ミサワ・シマ。
【工芸】▽銀賞=ジュンコ・タナカ・ミツイ、ルシアナ・ユキエ▽銅賞=イサ・シマ、ル・レアン、オンジナ・ラ・フェリペ、▽佳作=イタマル・アントニオ・ペレイラ、カツエ・ヤスオカ、ニコレ・トルジ、リベルト・タヴァレス、ヨシミ。