東西南北

ニッケイ新聞 2011年10月5日付け

 南東伯と南伯、中西伯の各州とバイア州では、今月16日から来年の2月26日まで夏時間が適用される。日照時間が長くなる間の節電を目的とするもので、対象地域では16日午前0時に時計を1時間進める必要がある。バイア州では8年ぶりの夏時間適用となる。
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 サンパウロ市では9月30日、高級スポーツカーの「シボレー・カマロ」を飲酒運転して6台の乗用車と衝突、4人の負傷者を出したフェリッペ・アレンゾン容疑者(19)が殺人未遂で逮捕された。しかし、その3日後、容疑者の家族は裁判によって定められた保釈保証金(24万5千レアル)を家一件と乗用車一台を売却して支払った。アレンゾン容疑者は前科がなく、安定した仕事を持っており、はっきりとした住所が確認されているため、自由の身で答弁することになる。容疑者の弁護士によると、少年の父親は精神安定剤を飲んでいるというが、こんな息子を持つ父親もかわいそうだ。
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 サンジョゼ・ドス・カンポス市では2日、93歳の双子(ジルダさんとジョゼさん)が6時間の違いで亡くなったが、それぞれ違う墓地に埋葬された。家族の話によると、先に亡くなったジルダさんのことをあえてジョゼさんに告げなかったが後を追うように亡くなったという。できれば同じ場所で安らかに眠らせてあげたいが。