東西南北

ニッケイ新聞 2011年10月7日付け

 米国アップル社は5日、同社の創業者のスティーブ・ジョブズ前CEO(最高経営責任者)の死去を発表した。同社の新しい携帯電話(アイフォン 4S)が発表された翌日、ガンによって56歳の若さで亡くなった。世界中で騒がれているが、国内でもアップルの店舗の前に花束や蝋燭が供えられている。
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 ゴイアス州シルヴァニア市で5日、牛の体重増加量を競い合う全国大会の真っ最中に落雷が起き、会場にいた135頭の牛の内、34頭が死んだ。生後13〜14カ月で血統も良い牛揃いだったため被害額も大きく、国内6州40人の育種家の損害額は合わせて40万レアルにもなるという。同州では久しぶりの雨が降ったというのに、とんでもない災いだ。
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 マット・グロッソ・ド・スル州カンポ・グランデ市で5日、猛犬のピットブルに襲われそうになった3歳の少女を、ペットとして飼われていた雑種犬の「フォフィーニョ」が助けるという事件が起きた。少女の母親の話によると、突然家に侵入したピットブルが、ソファーでテレビを見ていた少女に跳びかかろうとした時、フォフィーニョが猛然と襲いかかったという。ピットブルに背中を噛まれたまま10分間以上路上を引きずられたフォフィーニョが手厚い治療を受けたのは当然で、近所の人も〃ヒーロー〃と呼んでいる。